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  • 執筆者の写真Ueda

NPO法人 子じかネット大分親子の時間(面会交流)サポートプロジェクトご利用のガイドライン(2022年2月改定版)面会交流支援・利用規約


子どものじかんネットワーク大分(以下,子じかネット)は,両親の別離により,一方の親と離れて暮らす子どもたちが,継続的に安心して両親から愛情を受け続ける時間,愛情を通わす時間,子どもが子どもらしく過ごせる時間を保障します。一組でも多くの親子が心のこもった交流を続けられるようにしたい,親子のきずなを結び続けていきたいと思っています。


           <「子じかネット」 ができること>


親の離婚や別居に直面した子どもが,別居親から安心して愛情をもらえる

「親子の時間(面会交流)」のサポート

両親の間に入って日程調整をします。

両親が直接会わなくて済むように,子どもの受け渡しを支援します。(受け渡し支援)

 ③親子の時間を見守ったり,関わりの手助けをしたりすることもできます。(見守り支援)

親の悩みをほぐします。

子どもの学習,料理,体験活動支援もしているので,そこに参加していただくこともできます。


お申込みにあたってのお願い

  子どものじかんネットワーク大分は,子どものための親子の時間(面会交流)を,サポート致します。以下に該当する場合に限り,サポートをお引き受けいたします。

・離れて暮らす親と子どもとの「親子の時間サポート(面会交流)プロジェクト」(以下,『親子の時間プロジェクト』)の実施について,同居親様,別居親様,双方の合意があり,サポートを必要とされていること。

・利用にあたってのルールを守り,子どもたちにとって,ご家族にとって,よりよい親子の時間(面会交流)のあり方を,私どもとともに創っていこうという意思をお持ちであること。


『親子の時間プロジェクト』で守っていただくルール

 ①決められた開始・終了時刻を守りましょう。

 ②暴力,体罰,脅迫行為の一切を禁じます。

 ③調停などで合意が得られた和解条項がある場合は,それに則り,親子の時間(面会交流)支援合意書を作成し,実施します。

 ④面会日時決定後の変更やキャンセルは突然の病気などの避けられない緊急事態を除き,極力避けましょう。

 ⑤事前に,この子じかネットの『親子の時間プロジェクト』のガイドラインを読み,親子の時間(面会交流)が親のためのものではなく,子どものためのものであることを理解しましょう。

これらのルールは,親子の時間(面会交流)に際して,子どもたちが安心して親子の時間を過ごせるために,そして,それを継続することができるために必要不可欠です。


支援のながれ

 ①同居親様,別居親様,それぞれと支援者(必要に応じて臨床心理士を含む)と事前カウンセリングを行います。(まず,支援を試してみることから,という場合もあります。)

  お子様と支援者の信頼関係を作るために,同居親様との事前面談の中では,お子様と支援者の交流(遊び,おしゃべりなど)の時間を15分~30分ほどもちます。

【事前カウンセリング費用】 1時間各2千円,以降それぞれ1時間延長ごとに1千円

(支援に係る交通費や駐車場代を含みます。飲み物やお菓子などの費用は含みません。)

 ※面談,カウンセリングの結果,サポートをお引き受けできない場合がございます。

②『親子の時間プロジェクト』をご依頼される場合には,このガイドラインをご確認の上,ご登録いただきます。

【ご登録費用】 1年間 5千円 (1年間分の記録管理費用,日程調整費用を含みます。)

③親子の時間(面会交流)の日時,内容について同居親様,別居親様それぞれにスタッフより提案し,日程調整致します。双方の弁護士の先生の仲介がある場合には,弁護士の先生同士が調整する場合もあります。

④親子の時間(面会交流)当日

 A.受け渡し支援

 同居親様と別居親様の間を行き来するお子様の受け渡しサポートを行います。

    送迎時に,父母双方が直接顔を合わせる必要のないよう,配慮致します。

【受け渡し支援費用】 1受け渡し(同居親→別居親 別居親→同居親)1往復につき3千円

   子どもさんが双方にいる場合など2往復になる場合は5千円です。

   支援費用の負担は,双方の子どものための支援ですので,同居親・別居親が折半とします。

B.見守り支援

    子どもルームや児童館などで,別居親様とお子様が親子の時間(面会交流)を過ごす時に,

    スタッフが同席し,安全安心をサポートします。

【見守り支援費用】 送迎時間を含めて1時間4千円  2時間7千円  3時間1万円

   支援費用の負担は,双方の子どものための支援ですので,同居親・別居親が折半とします。

(ABいずれも,支援に係る交通費,駐車場費用を含みます。飲み物や食事費用などは含みません)

⑤2度の支援後,必要に応じてフォローカウンセリングを行います。よりよく継続できるための工夫を話し合う時間です。同居親様,別居親様それぞれと,必要に応じて個別に行います。

【フォローカウンセリング費用】 1時間1千円

⑥サポートの終結

 継続的な面会を重ね,同居親様,別居親様どうしでの直接の連絡・調整,お子さんの受け渡しが可能になり,第三者のサポートが必要なくなれば,支援の終結と致します。

注意事項

大分市,別府市,日出町,杵築市以外の市町村でサポートを希望される際は,別府市からの高速道路利用料金(実費)をお支払いただきます。

『親子の時間プロジェクト』にかかる全ての費用は,カウンセリング当日,面会当日に現金でスタッフにお支払いください。

『親子の時間プロジェクト』ご利用後,3日以内に,同居親様,別居親様それぞれから,簡単なご連絡をメールにてご提出いただきます。内容については,第一回の面会後にお知らせ致します。

やむを得ず,予定している面会の前日18時以降に,キャンセルされる場合は,以下の通りとなります。

・病気,けがによるキャンセルの場合,後日,医師による診断書を必ずご提出ください。

・それ以外のキャンセルは,理由の如何を問わず,キャンセルを希望された方へ,(同居親様,別居親様に限らず)予定されていた料金をご請求させていただきますので,予めご了承ください。

 ⑤ やむを得ず,予定している面会の前日18時より前に,日程の変更を申し出る場合は,支援者に

ご連絡ください。もう一度日程調整をやり直します。その場合,予定の月内には実施できないこ

ともありますが,その際は翌月などに延期とします。

子どもの利益を大事にするための親子の時間(面会交流)のルール

★子どもを中心に日程調整します。

 ○面会候補日は子どもの都合や健康状態が分かる同居親から,「複数日」を提示してもらい,その中から,別居親と援助者が調整して決めます。

 ○次回の日程は,面会後に決めておきます。または,同居親に期限を切って候補日を提示してもらいます。

★誰に会うかを子どもには事前に知らせましょう。

 ○親子の時間の目的は,子どもが離れて暮らす親の存在を知り,実像を自分の目で確かめ,愛情を得ること,親子の絆を強めることです。同居親にとっては,日頃の養育から少し離れて時間的精神的なゆとりを持てるというよさもあります。同居親は,子どもに別居親と会うことをあらかじめ伝えてください。

 ○別居親は,子どもが自然に「お父さん(パパ)」「お母さん(ママ)」などと呼びたくなるまで,無理強いなどはしないでください。

★子どもが板ばさみになり,心が苦しくなるような言動は慎んでください。

 ○子どもは父母両方に愛され,認められたいと心の中で思っています。他方の親の悪口は決して言わ

ないでください。

 ○子どもにタブーや秘密(内緒話)を持たせたり,事前の相談のない約束はしないでください。

 ○誕生日やクリスマスなどのプレゼントは,支援者を通して事前にご相談ください。

 ○同居親の同席は,支援者が要請したとき,または認めた時に限ります。

★親子の時間を子どもが安心して楽しめる時間にしましょう。

 ○親子の時間には,子どもと笑顔で楽しく遊びましょう。

 ○もし子どもの急な体調や気分の変化で,親子の時間を中断したい場合は,支援者に連絡してくださ

い。同居親と連絡を取り,対応します。

 ○質問や問いかけは,子どもには時として尋問と感じられることもあります。子どもの方から自然に

話してくる雰囲気を作ること,関係をつくることは,とても大事です。

 ○子どもが嫌がらなければ写真や録画は差し支えありません。ただし,撮った写真や動画や音声を裁判などに利用してはいけません。

 ○暴力や暴言は誰に対しても禁止です。

 ○親子の時間中は禁煙です。飲酒して親子の時間を迎えることも禁止です。

 ○調停や合意書で定められた面会日以外に,直接子どもを訪れたり連絡をしたりしません。

★親子の時間(面会交流)を長く継続していくために協力をお願いします。

 ○時間についての約束を守ってください。

 ○同居親は,親子の時間後,帰ってきた子どもをほめるだけにしましょう。根ほり葉ほり様子を訊くのは,子どもにとってストレスになります。面会が楽しくてもそうでなくても,子どもは疲れているものです。

 ○同居親も別居親も,焦らずあきらめず,粛々と実行してください。

 ○それぞれの親の役割に徹して,元の夫婦間の過去の話は,子どもにしないでください。

★支援の中止について

 ○次のことが発生した場合には,支援を中止し,以後の支援は致しません。

  ①人や物に対する暴力

  ②連れ去り,または,連れ去り企図


★事故やケガ,事件の際の責任について(NEW)

 〇面会交流中にお子さんにケガなどの事故があったときの責任は,別居親の責任となります。

 〇基本的に子どもさんの送迎は致しかねます。もし同居親別居親それぞれの都合により送迎を依頼された場合,当団体は送迎中の不慮の事故やケガの責任は一切負いません。

 〇万が一,別居親による子どもの連れ去りがあった場合,当団体はいかなる責任も負いません。分かり次第,即座に警察と同居親に通報します。


【お申し込み,お問い合わせ先】

    一般社団法人 子どものじかんネットワーク大分

『親子の時間(面会交流)サポートプロジェクト』

 〒874-0833 大分県別府市鶴見10組

 電話080—5208-8797

上田 薫

メールアドレスkojika.net.oita@gmail.com



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