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執筆者の写真Ueda

NPO法人 子じかネット大分親子時間(面会交流)支援プロジェクトご利用のガイドライン(2024年6月改定版)

更新日:6月4日

 

子じかネット大分は、

子どもが、離れて暮らす親から愛情を受ける安心な時間づくりを支援しています 

 

子じかネット大分は、両親の別離により一方の親と離れて暮らす子どもたちが、両親から継続的に安心して愛情を受け続ける時間、愛情を通わす時間、子どもが自然体で子どもらしく過ごせる時間を保障します。一人でも多くの子どもが別居している親とも心を通わす時間を過ごせるようにしたい、親子のきずなをつないでいきたいと思っています。(「子じか」は子どもの時間の略称です(^^))

 

   <「子じかネット」ができること>

親の離婚や別居に直面した子どもが、別居親から安心して愛情をもらえる

「親子交流(面会交流)」の支援



A 日程調整支援

両親の間に入って日程調整をします。主に「LINE」アプリを使います。

B 受け渡し支援

両親が直接会わなくて済むように、子どもの受け渡しを支援します。

「LINE」アプリを使い、オンラインによる受け渡し支援を行うこともできます。

C 見守り支援

親子交流を見守ったり、関わりの手助けをしたりします。

D オンライン支援

「ZOOM」アプリを使い、オンラインによる遠隔交流を行います。親子交流を見守った

り、コミュニケーションの手助けをしたりします。

<そのほか>

親の悩みや不安、心配ごとをほぐします。(親支援)

子どもの学習支援や体験活動支援もしています。別居・同居問わず親子で参加できます。

◎お申込み受諾にあたってのお知らせ

 子じかネット大分は、子どものための親子交流(面会交流)を、同居親様・別居親様、双方の合意がある場合に、支援に入らせていただきます。本ガイドラインを理解し、遵守するお約束をしていただける方、そして、「子どもたちにとって」よりよい親子交流(面会交流)のあり方を、私どもとともに創っていこうという意思をお持ちの方の支援をさせていただきます。なお、事前面談等の結果、或いは複数回の支援の結果、支援をお断りする場合がございます(末尾に記載)。

 

『親子交流支援プロジェクト』で「必ず」守っていただくルール 

 


①   決められた開始・終了時刻を守ります。

②暴力、体罰、脅迫行為、暴言、連れ去り、飲酒、喫煙は、支援中(打ち合わせ中、受け渡しの中も含む)一切行いません。

③調停などで合意が得られた和解条項がある場合は、それに則り、親子交流(面会交流)支援を行います。

④面会日時決定後の変更やキャンセルは突然の病気などの避けられない緊急事態を除き、避けます。

⑤事前に、この子じかネットの『親子交流支援プロジェクト』のガイドラインを読み、親子交流(面会交流)が親のためのものではなく、子どものためのものであることを理解します。

    

支援のながれ(調停条項等、裁判所での決定や合意はこの流れの順より優先します。)

 


①    <事前面談>

同居親様別居親様それぞれと支援者(必要に応じてカウンセラーを含む)と事前面談を行います。(まず、支援を試してみることから、という場合もあります。)お子様と支援者の信頼関係を作るために、同居親様との事前面談の中では、お子様と支援者の交流(遊び、おしゃべりなど)の時間を15分~30分ほどもちます。

②    <ご登録>

双方が子じかネットによる支援に同意いただき、書面(支援合意書)を交わしていただけると、「ご登録」となります。

③    <日程等の調整>

親子交流(面会交流)の日時等について同居親様、別居親様それぞれにスタッフより提案し、日程等の調整をします。手順は以下の通りです。

ステップ1 主に同居親様から3案ほど担当スタッフにいただく。

ステップ2 別居親様、担当スタッフの予定と照らし合わせ、調整を図る。

ステップ3 「日程等を決定」後、スタッフより双方にライン等のメールにてご連絡。

※双方の弁護士の先生の仲介がある場合には、弁護士の先生同士が調整する場合もあります。

④    <支援>

A.受け渡し支援

同居親様と別居親様の間を行き来するお子様の受け渡し支援を行います。送迎時に、

親双方が直接顔を合わせる必要のないよう、配慮します。遠隔で行うこともできます。

B.見守り支援

子どもルームや公園などで、別居親様とお子様が親子交流(面会交流)を過ごす時に、

スタッフが同席し、お子様の安全安心を支援します。

Ⅽ.オンライン支援

ズームアプリを使って、遠隔での親子交流(面会交流)を支援します。操作方法

なども丁寧に説明し、事前に練習も行いますので安心して利用できます。

⑤    <フォロー面談>

支援後、必要があれば面談を行います。お申し出ください。

⑥    <支援の終結>我々の支援が必要なくなる状態を「卒業(支援の終結)」とします。

   見守り支援開始から最長2年で受け渡し支援へ、受け渡し支援開始から2年で卒業または遠隔による受け渡し支援へ移行することをめざします。

 

 

 

支援費用


【事前面談費用】 

1時間2千円(以降それぞれ1時間延長ごとに1千円)。それぞれが2千円ずつとなります。

(支援に係る交通費や駐車場代を含みます。飲み物やお菓子などの費用は含みません。)


【ご登録・連絡調整費用】

 1年間 5千円 (1年間分の記録管理費用、連絡調整費用)支援合意を書面でいただいたところで「ご登録」となります。原則、双方で折半とします


【見守り支援費用】

 送迎時間を含めて1時間4千円、2時間7千円、3時間1万円 以後、+1時間毎に+2千円

 支援費用の負担は、双方の子どものための支援ですので、原則、双方で折半とします


【受け渡し支援費用】

 受け渡し1往復の場合(同居親→別居親 別居親→同居親)1往復につき3千円

 受け渡し2往復の場合(子どもさんが双方にいる場合など)2往復で5千円。

 支援費用の負担は、双方の子どものための支援ですので、原則、双方で折半とします


【オンライン支援費用】

  受け渡しのオンライン支援 各1千円。 LINEにて

見守りのオンライン支援 1時間4千円 2時間7千円。ZOOMにて。練習時間は無料。

 

【フォロー面談費用】 

1時間2千円  各自でのお支払いとなります。必要に応じて、カウンセラーを同席できます。


支援費用にかかる注意事項

〇大分市、別府市、日出町、杵築市以外の市町村で支援を希望される際は、別府市からの高速

道路利用料金(実費)及びガソリン代金(実費)をお支払いただきます。

〇『親子交流プロジェクト』にかかる全ての費用は、事前面談当日や親子交流の当日に現金を

封筒に入れてスタッフにお渡しください。2回延滞の場合、3回目の支援はお受けできかねます。


キャンセルにかかる注意事項

①やむを得ず、予定した面会の前日18時以降に、キャンセルされる場合

・病気、けがによるキャンセルの場合、後日、医師による診断書、または病院の領収書や薬処方

箋等、そのお子さんの受診が明快に分かる画像をスタッフにお送りください。

・それ以外のキャンセルは、理由の如何を問わず、キャンセルを希望された方へ、(同居親様、別居親様に限らず)予定されていた料金をご請求させていただきます。予めご了承ください。

・再度、その月内の日程調整をします。予定の月内に実施できない場合、翌月等に振り替えます。

 ②やむを得ず、予定している面会の前日18時より前に、日程の変更を申し出る場合

・もう一度日程調整をやり直します。その場合も、予定の月内に実施できない場合は、翌月等に振り替えます。(①②ともに、小分けして付け足すなど、相談しながら進めます。)

 

連絡調整にかかるお願い

 NPO法人子じかネット大分の全スタッフは、平日は本業に従事しており、土日にボランティア

ベースで支援に携わっております。以下の点につきまして、どうぞご協力ください。

★日程の連絡調整については、お互いにやりとりの確認ができるよう、ライン等メールで行います。

★「実施確定」のため、また、「健康状態確認」のため、前日18時までに、同居親様・別居親様よ

り、担当スタッフに「明日、実施可能(不可能)」等の連絡をいただきますようお願いします。

★同居親様、別居親様それぞれが日程調整案や連絡事項をラインのメール等で送付後、丸1日経ってもスタッフより何らかのメールがない場合、お急ぎの場合は、恐れ入りますが、電話による着信を入れてくださいますようお願い申し上げます。折り返し返信またはお電話差し上げます。すぐに回答や対応ができない場合はその旨お伝えします。

 ★「親子交流」に関係ない事柄についての連絡調整依頼は、ご遠慮ください。

子どもの利益を大事にするために

★子ども中心の日程調整

 ○子どもの都合や健康状態が分かる同居親から、「3案ほど」提示していただきます。

 ○次回の日程は面会後の数日中に決めておくと、子どもに見通しが立ち気持ちが落ち着きがちです。


★同居親様の留意事項

〇子どもに、「別居親と会う」ことをあらかじめ伝えて、見通しを持たせてください。

〇はじめは親も子も緊張するものです。安心して出かけられるよう普段通りの様子で送り出してください。親の緊張は子どもに伝播します。むずかしいことですが、普段どおりが一番です。

〇子どもが帰ってきたら、温かく迎え、さっと、普段通りの日常生活に戻ってください。あれこれ詮索せず、明るくさっと、「いつもの生活」に入っていくことが大事なポイントです。日常にスムーズに戻れることが子どもにとって安心の基盤になります。根ほり葉ほり様子を訊くことは、子どもにとってのストレスになります。面会が楽しくてもそうでなくても気にせず、いつもの生活を始めてください。楽しい時もあればそうでない時もあるものです。

○親子交流の目的は、何より、子どもが離れて暮らす親の存在を知り、実像を自分の目で確かめ、愛情を得ること、親子の絆を強めることです。子どもにとって愛情を受けられる環境は多いほどよいということをご理解ください。

〇同居親にとっては、日頃の養育から少し離れて時間的精神的なゆとりを持てる貴重な時間となります。どうぞ、少しでものんびりと自分の時間をお過ごしください。


★別居親の留意事項

○子どもが自然に「お父さん(パパ)」「お母さん(ママ)」などと呼びたくなるまで待ち、無理強いなどはしないでください。気持ちが和らぎ、自然に出てくるのを待ちましょう。

〇子どもに内緒話を持たせたり、事前に同居親と相談し決定していない話をしたりしないでください。大人が思っている以上に、子どもは期待し、叶わないと傷つき、失望します。

○誕生日やクリスマス、お年玉等、物やお金のプレゼントは支援者を通して事前にご相談ください。

○親子交流には、子どもと笑顔で楽しく遊べるよう、道具や話題の工夫をお願いします。

○もし子どもの急な体調や気分の変化で、親子交流を中断したい場合は、支援者に連絡してください。同居親と連絡を取り、対応します。

○質問や問いかけは、子どもには時として尋問と感じられることがあります。詮索せず、子どもの方から自然に話すのを待って、聴いてあげてください。会っている「今」に集中し、楽しむことが子どもにとっても別居親にとっても大事です。

 ○子どもが嫌がらなければ写真や録画は基本的に差し支えありません。子どもが嫌がる場合はNGです。ただし、撮った写真や動画や音声を裁判などに利用すること、インターネット上にUPすることは慎んでください。写真などを子どもに持って帰らせたい時は支援者にご相談ください。

 ○調停や合意書で定められた面会日以外には、直接子どもを訪れたり連絡をしたりしません。支援を継続することができなくなります。子どもの暮らす家庭内の雰囲気にも影響があります。それは、何より子どもにとって不利益です。焦らずじっくりと、充実した「親子交流」を重ね、関係を作っていきましょう。

★ご両親へのお願い

〇子どもは本能的に根源的に、父母両方に愛され認められたいと思っています。他方の親の悪口は双方ともに、子どもの前では決して言わないでください。皮肉や嫌味も厳禁です。一つひとつの言葉や表情に子どもは、無自覚の内に、自分自身の半分を傷けられます。かつての夫婦間の問題は、大人同士で解決する事案です。

子どもの心が苦しくなる言動、結果的に子どもの自尊感情を損なう言動は、「今」を生きている子どもを過去の大人同士の事案に巻き込むことにつながります。大人として厳に慎んでください。子どもの健全な精神的成長のため、生きづらさを抱えさせないため、大人ががんばるところです

〇親子交流の内容や日時などについて何か変更がある場合は、スタッフを通して、まず親同士が合意することが必要です。

○見守り支援時の同居親の同席は、基本的に支援者が要請したときに限ります。

○暴力や暴言、脅し等の言動は誰に対しても禁止です。

○同居親も別居親も、それぞれの親の役割に徹して、自分の「子育て」の時間にやれることをやっていきましょう。焦らずあきらめず、子どものために、粛々と親子交流を実行してください。

 

★事故やケガ、事件の際の責任について

 〇面会交流中にお子さんにケガなどの事故があったときの責任は、別居親の責任となります。

 〇基本的には子どもさんの送迎は致しかねます。もし同居親別居親それぞれの都合により送迎を依頼された場合、当団体は、送迎中の不慮の事故やケガの責任を一切負いません。

 〇万が一、子どもの連れ去りや暴力があった場合、当団体はいかなる責任も負いません。分かり次第、即座に警察、同居親、児童相談所等に通報、通告いたします。


★支援受諾のお断り、中止について

 〇次の場合、支援をお引き受けできません。また、以後の支援を継続することができません。

・本ガイドラインに記載されていることについて、どちらかの親が守らない言動、守る意思がない

言動がある場合。

・お子さんやご両親に重篤な疾患があり、子じかネット大分のスタッフでは対応が困難と判断した

場合。

・子じかネット大分スタッフの総意により、「子じかネットのスタッフのマンパワーでは、支援は困難」と判断した場合。

○親子交流中に、次のことが発生した場合には、支援を即刻中止し、以後の支援は致しません。

・人や物に対する暴力、暴言、脅しの意図が感じられる言動

・連れ去り、または、連れ去り企図


令和6年5月25日一部改訂

【お申し込み、お問い合わせ先】

    NPO法人 子じかネット大分        

『親子交流(面会交流)支援プロジェクト』

 〒874-0833 大分県別府市鶴見10組

 電話080-6372-8234

上田 薫




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